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社団法人 鉄道貨物協会
会長 米倉弘昌
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会長挨拶
当協会は、昭和25年の創立以来、鉄道貨物輸送の調査研究や知識普及活動を通じて国内の物流に主要な役割を果たしてまいりました。
さて、わが国経済は、昨年来のサブプライムローンによる国際金融市場の信用不安の影響からアメリカ経済の減速、原油や原材料の高騰、円高不安等懸念されるところであり、先行き不透明感が漂っております。また、経済のグローバル化や人口減少社会の到来など、国内における社会のしくみや国民生活に少なからぬ影響を与える等、大きな潮流の変化が予想されております。
こうした状況を踏まえ、経済の構造改革をはじめ、通商政策、社会保障制度や財政を中心とする政府部門の改革、雇用問題、地域政策、さらには教育問題など取り組まなければならない課題は山積しております。
なかでも、地球温暖化の防止は、人類の存立基盤に関わる重要な課題であり、7月に開催されましたG8洞爺湖サミットにおいても主要課題となりました。ポスト京都議定書のあり方については、中長期の展望の下に、わが国が地球益と国益を踏まえて国際枠組みの構築にリーダーシップを発揮することが強く期待されます。わが国企業は、長年に亘り培ってきた世界最先端の技術を活用して地球規模での温暖化防止に大きな役割を果たしています。企業は、生産活動に加え、製品やサービスの提供・調達、研究開発、投融資等、さまざまな活動を行なっており、ステークホルダーとの関係を活用して、地球温暖化防止に貢献することが可能です。京都議定書約束期間が始まるこの機会を捉え、改めて地球温暖化防止の緊急性とわれわれが果たすべき役割を再認識し、率先して温暖化防止に取り組んでいかなければなりません。
わが国においても、「チーム・マイナス6%」の推進等、官民挙げての取り組みが本格化しております。物流分野におきましては、単位当たりのCO2排出量が少なく、エネルギー効率に優れた鉄道貨物輸送の役割がますます期待されるところであります。
当協会では、「地球環境にやさしい鉄道貨物輸送」の特性を十分に活かしたモーダルシフト推進に向け、「エコレールマーク」事業を通じて、一般消費者に鉄道貨物輸送を理解していただくと同時に、CO2削減に取り組んでおります。 また、行政、荷主会員、利用運送事業者会員及び鉄道事業者会員の連携をさらに緊密にし、効率的な物流の実現に向け、前例にとらわれることなく、新しい切り口で積極的に事業を実施してまいる所存であります。 今後とも倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
最後に、会員の皆様方のご繁栄とご健勝を心より祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。